Summa de Arithmetica, Geometica, Proportion, et Proportionalita, 1494ルネッサンス初頭のイタリアの著名な数学者で、かつ世界最初の印刷された複式簿記の著者である。1494年にウルビノ公グイドバルドの後援で、ベネチア(ベニス)で上梓した主著『ズンマ』のなかに加えた「計算および記録に関する詳説」の1編が、実に世界最初の簿記文献である。そして、この簿記論が現今の世界諸国の簿記の原型であることが、彼を「会計の父」とよばせるゆえんである。レオナルド・ダ・ヴィンチとの親交が厚かったと伝えられる。(片岡義雄稿)
黒澤清編『会計学辞典』東洋経済新報社、1982年より