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2018/06/12 教員の研究交流 in ランチセミナー!!

とあるお昼休み,4号館のコラボルームに教員(と職員)が集まっていたので,ちょっと覗いてみたよ!!

 

集まって何をされているのかぁと,経済学科の中島先生(研究者の国際交流担当学長補佐)に聞いてみたところ,「ランチセミナー」で研究交流会を行っているとのこと。

このランチセミナーは,いろんな先生が順番にスピーカーとなり,その先生の研究報告や最近のトピックスについてのお話を聞いて,お昼ご飯を食べながら意見交換をするフランクな交流会なんだって!!

 

 今年度からスタートした交流会で,5月には3回開催,これからも定期的に実施していくんだ!!

それでは,これまでの3回の内容を紹介するね。

 

●第1回目のスピーカーは,経済学科の松本先生

タイトルは「東アフリカ農村の家計調査プロジェクト」

ケニアやウガンダでは,携帯電話のショートメッセージを利用して、個人間でお金のやりとりができる新しい金融サービス「モバイルマネー」が爆発的に普及したことにより,人々の生活が大きく変わったことについてお話しいただいたよ。これまで銀行口座を持っていない人がほとんど中,携帯電話の普及によりモバイルマネーが使われるようになり、安全で確実にお金のやりとりができるようになったんだって。

出稼ぎの家族から田舎の家族に仕送りがすごく簡単になったことで、田舎の家族の仕送りの受取りの回数や受取額が増えて、とても助かってるんだって。貧困削減にも繋がっているとのことだよ。

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●第2回目のスピーカーは,社会情報学科の片岡先生

タイトルは「確率モデルを用いた情報処理課題へのアプローチ」

画像処理やSNSの解析などの情報処理課題に対して確率モデルを使ってどう取り組むかについてお話しいただいたよ。

画像やネットワークなどの一見複雑に見えるデータも実は簡単は要素の集まりでしかなく,この集まり方に注目して確率モデルをつくることで色々な情報処理の問題を解決することができるんだって。

最近ニュースなどで話題になる人工知能もこういった確率モデルの組み合わせでつくることができるそうだよ。

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●第3回目のスピーカーは,一般教育等の片山先生

タイトルは「収穫するとのその後の山菜の利用性はどうなるの?(人為的錯乱に対する山菜の応答)」

山菜採りでタケノコを収穫した場所と収穫しなかった場所を比較して,2年後,3年後にタケノコの生産数や味がどのように変化するかについてお話しいただいたよ。

山菜採りといった人がもたらす外的環境の変化に対して,タケノコは補償成長という形で反応するんだって。収穫した場所のタケノコが減ってしまうのではなく,収穫した場所のタケノコは成長を高め,収穫しなかった場所よりもたくさんのタケノコがでてきたんだって。また,収穫した場所のタケノコは,柔らかいものが多かったそうだよ。

植物も環境の変化に対応して,さまざまな形で反応をするように進化を遂げているんだね。

katayamaT.JPG

海外の学会では,発表中に質問や意見を言うのが普通とのことで,このランチミーティングではどの回も,さまざまな先生からそれぞれの研究分野に基づく質問がされていて,いろんな研究が融合されていきそうな,楽しい場になっていたよ。

ランチセミナーの様子は,今後もまた紹介させてもらうので,楽しみにしていてね!!

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