ファカルティ

専任教員

Professor:
Kimihiko KONDO
名前 近藤 公彦
職位 教授
経歴 1961年生まれ
学 部:同志社大字商学部卒
大学院:神戸大学大学院経営学研究科博士後期課程単位修得退学
学 位:神戸大学商学修士
主な在外研究歴:
アメリカ合衆国 ノースウェスタン大学 客員教授 2005年〜2006年
著書 『MBAのためのケース分析』小樽商科大学ビジネススクール編,同文舘出版,2004年(共著)
『日本型マーケティング』高嶋克義編,千倉書房,2000年(共著)
『現代マーケティングの構図』片桐誠士他編,嵯峨野書院,2000年(共著)
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担当授業
(シラバス)
マーケティングマネジメント
ケーススタディI
ケーススタディII
授業紹介 マーケティングマネジメント
ケーススタディI

MESSAGE

「優れた理論ほど実践的なものはない」「優れた実践には優れた理論がある」 と言われるように,理論的な思考と実践的なスキルは表裏一体の関係にあります.
優れた理論に裏付けられた専門スキルを習得して,ビジネス社会のフロンティアを切り拓くチェンジマスターを目指してください.

インタビュー

Q:近藤先生は,全米トップクラスのビジネススクールの一つ,ケロッグスクールがあるノースウェスタン大学大学院に留学されましたよね?

A:2005年の8月から2006年の8月までの1年間,ノースウェスタン大学大学院に留学していました.私の専門はマーケティングなのですが,ケロッグの授業に出席したり,ゲストとして授業に参加して大変刺激を受けました.ケロッグの教員とも交流でき,現在,ノースウェスタンの教授と共同研究しています.

Q:共同研究のテーマは何でしょうか?

A:研究テーマは「統合マーケティング」です.ノースウェスタンの研究者とは,Eメールでやり取りしながら論文を書いています.

Q:統合マーケティングとは何ですか?

A: 統合マーケティングというのは,コミュニケーションベースのマーケティングで,ある意味,最先端の考え方です.従来のマーケティングの理論は,企業と企業,企業と消費者の「取引」に注目してきましたが,いまは「関係」に焦点を当てたリレーションシップマーケティングが主流になりつつあります.このリレーションシップマーケティングを一歩進めたものが統合マーケティングです.IMC(Integrated Marketing Communication)という概念と密接に関係しています.

Q:従来のマーケティングとどこが違うのですか?

A:従来のマーケティングでは製品(Product),価格(Price),チャネル(Place),プロモーション(Promotion)という4Pのうち,コミュニケーションはプロモーションの中で扱われてきました.つまり,プロモーションは,製品の価値を広く伝える手段だったのです.しかし,この考え方は時代に合わなくなっています.統合マーケティングの考え方によれば,コミュニケーションが,4Pの中の一つであるプロモーションの殻を破って,製品・価格・チャネルを統合する役目を果たし,統一的なメッセージを伝えていくべきなのです.

Q:具体的にはどのようなことをするのでしょうか?

A:携帯電話のコマーシャルを考えてみましょう.CMで伝えているメッセージと実際の製品,店のつくり,接客する人,などがバラバラだと,ブランドを構築することができません.マーケティングミックスがばらばらではいけないのです.伝えたい統一されたメッセージを明確にして,マーケティングミックスを考える必要があります.「製品・サービスもメッセージである」という発想が大事です.ブランドを構築するときにはコミュニケーションが鍵ですが,統合マーケティングはその強力なツールとなるでしょうね.

Q:統合マーケティングを知るために役立つ本があればご紹介ください.

A:ドン・シュルツ著「ドン・シュルツの統合マーケティング」(ダイヤモンド社)がお勧めです.アメリカのマーケティング・グル(権威)として挙げられるのは,コトラー,シュルツ,アーカーという学者ですが,著者はそのうちの一人です.

Q:ありがとうございました

注:「ドン・シュルツの統合マーケティング」については,改めて近藤先生から紹介してもらう予定です.