■小樽商科大学広報室だより(平成20年2月1日号)
○小林多喜二展示会・講演会を開催
小樽商科大学附属図書館では,12月14日(金)から16日(日)までの三日間,本学の前身,小樽高等商業学校の卒業生である小林多喜二に因んだ展示会を駅前プラザ「ゆめぽーと」で開催しました。また,最終日の16日には,倉田稔名誉教授による講演会「小林多喜二と商大図書館」が行われました。
展示会では,多喜二が小樽高商の学生時代に書き込みを残した商大附属図書館蔵書を初めて公開し,書き込み部分20点すべてをパネルで紹介しました。併せて,小樽高商時代の成績表や生徒詮衡表,発表作が掲載されている小樽高商校友会誌,卒業アルバム等のほか,「蟹工船」「不在地主」等,著作の初版本やプロレタリア雑誌の多喜二特集号などを展示し,一般市民など50名近くの来場者を迎えました。また,講演会では,2003年に書き込みを発見した倉田名誉教授により,発見の経緯のほか,多喜二の生きた時代背景,書き込みの意味などの話があり,参加者との活発な質疑応答がありました。来場者からは,講演がとても面白かった,書き込みの展示が印象的だった,ときどきテーマを変えてやってほしい等の感想が寄せられました。
 |
 |
| (書き込み資料パネルに見入る来場者) |
(熱心に講演を聴く来場者) |
○小樽商科大学創立百周年記念切手を制作
商大では,2011(平成23)年に創立百周年を迎えるにあたって,在学生,教職員はもとより,卒業生や地域の方々に百周年を広く周知して,共に祝うために,秋山学長の発案でオリジナルの創立記念切手シートを制作しました。
この切手シートでは,商大の百年の歴史を,卒業生である作家小林多喜二・伊藤整,高商時代の校舎や授業風景,現在のキャンパス等の写真や絵画をモチーフにした切手で表現し,上部には小樽の画家中村善策作「緑丘回想」をデザインしています。また,台紙裏には各切手の解説や大学の沿革が書かれています。
当初,1,000シート(1シート:1,500円)を制作し,1月より販売を開始しましたが,卒業生や市民の方から多くの問い合わせをいただき,予想以上の売れ行きとなり更に1,000シートを増刷しました。
なお、切手シートの発行にあたり,緑丘会本部,札幌支部のご協力をいただきました。
この場をお借りして厚くお礼申し上げます。
切手シート購入を希望される方はこちらをご覧下さい。
○秋山義昭学長の退任記念最終講義を実施
1月30日(水),3月末の任期満了に伴い退任する秋山義昭学長の最終講義が,160番講義室で実施されました。
秋山学長は,昭和44年に商大へ赴任し,学生部長,副学長を歴任,平成14年4月からは学長として,39年間の長きに渡り商大の教育研究等に尽力されました。
最終講義は「私の学問と実務」と題し,秋山学長の専門である行政法学という学問の役割や商大の法人化後の学長としての実務などについて語り,時には,「法人化前に北海道労働委員会公益委員として不当労働行為の審査等を行ったが,まさか大学が法人化して自分が労働組合と団交することになるとは夢にも思わなかった。」と会場を笑わせるなど,ユーモアを交えた講義が行われました。
この講義は,一般市民にも公開され,多くの市民が参加し,教職員,学生合わせて約150名が熱心に耳を傾けていました。講義が終わると市民や学生,教職員を始め,この日のために駆けつけてくれた教え子達から多くの花束が贈呈され,秋山学長の人柄を感じさせる最終講義となりました。
秋山学長の最終講義の様子は企業法学科HPでもご覧いただけます。
 |
 |
| (秋山学長の講義の様子) |
(市民から花束を受け取る秋山学長) |
○訃報 名誉教授 吉武清彦先生がご逝去されました
本学名誉教授 吉武清彦先生が1月13日ご逝去されました。84歳でした。
先生は,経済学の研究者として著名な方で,昭和31年に小樽商科大学講師として奉職され,以後昭和62年3月に停年により退職されるまでの30年間本学の教育に多大な貢献をされました。
また,研究面においても,経済関係分野で各学会の中核として活躍され,その功績を称えて平成13年には勲三等旭日中綬章を受賞されました。
ここに謹んで吉武清彦先生のご冥福をお祈りいたします。
●「広報室だより」に関するご意見・ご要望をお寄せ下さい。お待ちしています。
|