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Research Group for Regional Studies(RGRS),

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小樽商科大学地域研究会・進化経済学会合同フォーラム

小樽商科大学地域研究会・進化経済学会合同フォーラム
グローバリズムと地域経済2010
    *参加自由・入場無料

プログラム

1.ご挨拶:

1990 年代以降の景気の傾向的低迷は,既に20 年間に渡って地域経済に対して,過酷な試練を強いています。他方で,小泉政権以来の行政における地方分権化の流れは,徐々に議論は進みつつあるにもかかわ らず,各種の問題から,本格的な移行にはまだ時間がかかることが明らかになりつつあります。そのような状況下で地域経済が再生し,生き残っていくために は,これまでの中央からの公的資金投入に依存した開発とは根本的に異なった形での対応が必要となっています。

北海道は,少子高齢化や財政破綻,低賃金と高失業率,人口の都市部集中といった今後 日本の地方とした直面しなければならない各種問題の「先進地域」でもあります。小樽商 科大学では2009 年度から地域研究会を立ち上げ,北海道が抱える財政,金融,地方経営,都市,観光,環境といったテーマに取り組んできました。他方で,進化経済学会では,観光経済や工業地域の再生,あるいは地域通貨といった分野での研究が進められています。

本フォーラムでは,両グループの英知を集めることによって,今後の日本の地域経済が取り得る道についての議論を深めることを目的としています。対象は北海道に限らず,地域経済の抱える問題を共有し,ともに考察を進めることができればと考えています。


2.日時・会場:

日時:2010 年8 月7 日(土)午前10 時〜17 時
会場:小樽商科大学札幌サテライト中講義室(北海道札幌市中央区北5条西5丁目 Sapporo55 ビル3 階)


3.スケジュール:

10:00 開会挨拶 穴澤眞 (小樽商科大学地域研究会代表)

10:05 テーマ1 地方財政

[1] 佐野博之(小樽商科大学商学部)
“Evolutionary equilibria in capital tax competition with imitative learning”
[2] 石田三成(小樽商科大学地域研究会)
「地方交付税と地方税の徴収率―行革インセンティブ算定の効果」

11:05 休憩

11:15 テーマ2 観光資源と産業

[3] 井出明 (首都大学東京 都市環境科学研究科)
「“比較“の視点で考えるこれから北海道観光(仮題)」

[4] 渡久地朝央 (小樽商科大学地域研究会)
「準都市計画区域における外部経済評価に関する研究」

12:15 昼食休憩

13:45 テーマ3 地域産業の再生

[5] 塩沢由典 (中央大学商学部)
「地域経済の発展原理と飽和経済」

[6] 宮本光晴 (専修大学経済学部)
「工業都市の再生と進化:川崎の事例から」

15:00 テーマ4 地域金融と通貨

[7] 西部忠 (北海道大学大学院経済学研究科)
「地産地消と地域通貨―北海道通貨の構想(仮)」

[8] 神崎稔章 (小樽商科大学地域研究会)
「北海道の貯蓄投資バランスと金融機関の資金移動(仮題)」


小樽商科大学地域研究会・進化経済学会合同フォーラム
予稿集