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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2023/03/17 現在

科目名/Subject 教育原理B
担当教員(所属)/Instructor 安宅 仁人 (商学部)
授業科目区分/Category 昼間コース 教職科目
開講学期/Semester 2018年度/Academic Year  前期/Spring Semester
開講曜限/Class period 木/Thu 6
対象所属/Eligible Faculty 商学部/Faculty of Commerce
配当年次/Years 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 2
研究室番号/Office
オフィスアワー/Office hours
更新日/Date of renewal 2018/02/27
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
教育の目的,方法には,時代・地域による違いがある一方,変わらない点もみられます。本講義では日本・世界の事例を概観しながら,教育思想や子どもの発達・成長をめぐる理論の歴史的変遷や,教育を受ける権利の保障を志向した各種取り組みに注目します。この講義を通して,教育に関する基礎的な知識と理解力を身につけ,教育にかかわる仕事に就くうえで必要とされる資質と能力を養うことを目指します。
達成目標
/Course Goals
〇教師(教育職員)として必要とされる,教育の歴史,制度,子どもを取り巻く環境の変化について理解することができる。
〇教育問題を批判的・多角的に検討し,子ども達が直面している困難やその背景にある課題を発見し,それらの解決方法に対して関心を持つことができる。
〇講義で取り扱うそれぞれのテーマが根底で繋がりを有していることについて思考し気づくことができる。
授業内容
/Course contents
第1回:授業の目標と計画及び成績評価について。「教育」「学び」とは何か
第2回:教育・遺伝・環境をめぐる教育思想の歴史(西洋教育史1)
第3回:子どもの成長・発達をめぐる理論の展開(西洋教育史2)
第4回:学力向上を目指した取り組み──力のある学校,社会投資論,北欧の教育に学ぶ──
第5回:子どもの発達と学力──集団討議──
第6回:日本における明治~戦前までの教育をめぐる歴史(日本教育史1)
第7回:日本における戦後の教育をめぐる歴史(日本教育史2)
第8回:子どもの生活環境・階層と学力問題
第9回:いろいろな教師像を分析する─映像の中の学校と教師─
第10回:体罰をみとめない教師と学校を目指す
第11回:子どもの権利について考える──子どもの権利条約に示された4つの権利──
第12回:多様な学びをどう保障するか──不登校問題とフリースクール実践から考える──
第13回:憲法と教育を受ける権利──ひとしく教育を受ける権利とはどのようなものか──
第14回:教育基本法に見る教育の目標・目的
第15回:まとめ
事前学修・事後学修
/Preparation and review class
 〇事前学習については,ニュースや報道を通じて教育に関するトピックにアンテナを常に張っておくことが望まれます。また,資料・文献等をあらかじめ配布した場合には,不明な語句などをあらかじめ必ず調べておいてください。
 〇事後学習については,授業で興味を持った点や,提示された「参考文献」等に示された文献・資料等にも積極的に入手のうえ目を通すことが望まれます。
使用教材
/Teaching materials
 講義の中で適宜提示します。
成績評価の方法
/Grading
 毎回の授業終了時の課題用紙(小テスト含む)の提出(40%)と,中間・最終レポートの提出(60%)。
成績評価の基準
/Grading Criteria
上記「成績評価の方法」にもとづき以下の基準により総合的に成績を評価します。
 秀(90〜100%):教育の理念・思想・歴史的変遷や,子どもたちが抱える課題とその対策について秀でた理解・関心・思考力を有していると認められる。
 優(80〜89%):教育の理念・思想・歴史的変遷や,子どもたちが抱える課題とその対策について優れた理解・関心・思考力を有していると認められる。
 良(70〜79%):教育の理念・思想・歴史的変遷や,子どもたちが抱える課題とその対策について良好な理解・関心・思考力を有していると認められる。
 可(60〜69%):教育の理念・思想・歴史的変遷や,子どもたちが抱える課題とその対策についておおむね理解・関心・思考力を有していると認められる。
 不可(59%以下):教育の理念・思想・歴史的変遷や,子どもたちが抱える課題とその対策について良好な理解・関心・思考力を有していると認められない。
履修上の注意事項
/Remarks
 教員あるいは良識ある市民として求められる振る舞いを常に意識しながら受講してください。
遠隔授業
/Online class
遠隔授業/Online class

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