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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2023/03/17 現在

科目名/Subject 総合科目II
担当教員(所属)/Instructor 田島 貴裕 (グローカル戦略推進センター)
授業科目区分/Category 夜間主コース 共通科目
開講学期/Semester 2018年度/Academic Year  前期/Spring Semester
開講曜限/Class period 火/Tue 7
対象所属/Eligible Faculty 商学部夜間主コース/Faculty of CommerceNight School
配当年次/Years 1年 , 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 2
研究室番号/Office
オフィスアワー/Office hours
更新日/Date of renewal 2018/03/01
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
授業の目的:社会調査(主に量的調査)の概要と必要性を理解するとともに,社会調査結果を正しく解釈できる知識と技術を身につけることを目的とする。また,社会調査の実施手順の概要(企画・設計,調査票の作成,各種調査方法,各種分析手法,報告)について,基本的な事項を学習する。

授業の方法:座学が中心であるが,適宜,講義中にグループで討論したり,課題を解きながら進める。また,講義の後半では調査票を実際に作成し,受講者同士で調査票の内容に関して相互評価を行い,理解を深めていく。
達成目標
/Course Goals
本講義の達成目標は次のとおりである。
・社会調査の意義と必要性を理解する。
・主に調査票調査における調査票の作成,実施,データ分析の具体的方法を身につける。
・調査報告の方法を身につける。
・社会調査結果を正しく解釈する。
授業内容
/Course contents
各回の講義内容は次のとおりである。ただし,履修者の知識,習得度合に応じて講義の順番や講義内容を変更する場合がある。

第1回 オリエンテーション 
第2回 社会調査の概要と基礎統計
第3回 調査の企画と設計
第4回 調査票の作成①:全体の構成
第5回 調査票の作成②:ワーディング
第6回 調査票の作成③:調査項目の検討
第7回 標本調査の方法
第8回 統計的推測の基礎
第9回 実査と調査結果の処理
第10回 データ分析①:平均の差と比率の差
第11回 データ分析②:相関関係と因果関係
第12回 調査結果の報告
第13回 実習①:調査票の作成
第14回 実習②:調査票の相互評価
第15回 まとめ:社会調査の意義と課題
事前学修・事後学修
/Preparation and review class
講義では,各自の問題意識に基づいた調査票を作成し,履修者同士で相互採点する実習を行う。日頃から,新聞記事,雑誌,テレビ報道等の社会調査結果に関心を持ち,どのように社会調査が行われているのか,留意すること。また,講義の前後には,総務省統計局の各種統計情報や「統計学習サイト」を閲覧し,予習・復習すること。
使用教材
/Teaching materials
必要に応じて適宜プリントを配付する。講義スライドは以下の文献を参考に作成しているため,原・浅川(2009)や盛山(2004)が手元にあると理解が深まる。また,谷岡(2009)は社会調査結果を客観的,批判的に読む訓練となるため一読すると良い。

<参考文献>
1.原純輔,浅川達人(2009)社会調査.放送大学教育振興会
2.盛山和夫(2004)社会調査法入門.有斐閣
3.谷岡一郎(2000)「社会調査」のウソ―リサーチ・リテラシーのすすめ(文春新書).文藝春秋
成績評価の方法
/Grading
次の割合で成績評価を行う。
課題シート:40%
  講義中に提示する課題について,個人またはグループにより課題シートを作成する。10回実施する。

調査票作成:40%(相互評価活動を含む)
  実習課題として,調査票の作成を行う。また,作成した調査票は,受講生同士で相互評価を行う。

 小テスト:20%
  講義中に社会調査に関する小テストを2回,実施する。

*そのほか,講義中の態度により各評価点を増減する。
成績評価の基準
/Grading Criteria
秀:成績が100 点~90 点
 社会調査の意義と必要性を十分に理解し,社会調査結果を正しく解釈することができる。また,調査票の作成,調査の実施,データ分析,調査報告の方法に関する知識と技術を十分に身に付けて,理解している。

優:成績が89 点~80 点
 社会調査の意義と必要性を十分に理解し,社会調査結果を正しく解釈することができる。また,社会調査の実施に関する一連の流れの知識と技術を身に付けて,理解している。

良:成績が79 点~70 点
 社会調査の意義と必要性を理解し,社会調査結果を正しく解釈することができる。また,社会調査に関する基本的事項を身に付け,社会調査の実施に関する一連の流れを理解している。

可:成績が69 点~60 点
 社会調査の意義と必要性を理解し,社会調査結果を正しく解釈することができる。また,社会調査に関する基本的事項を理解している。

不可:成績が59 点以下
 社会調査の意義と必要性,および基本的事項の理解には至っていない。また,全講義回数の1/3以上欠席した場合も不可とする。
履修上の注意事項
/Remarks
毎回の講義において,課題シートの作成,小テスト,調査票の作成実習(企画・設計含む)のいずれかを行う。そのため,欠席が多くなるほど,単位取得の可能性は低くなるので注意すること。原則として,「定期試験欠席届」の実施要項に該当する欠席要件のみ,成績評価の際に考慮する。
また,講義に関するすべての情報を,許可なくSNS等へ提示したり,履修者以外へ教えたりしないこと。
遠隔授業
/Online class
遠隔授業/Online class

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