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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2023/03/17 現在

科目名/Subject 竹村 壮太郎 3年ゼミ
担当教員(所属)/Instructor 竹村 壮太郎 (商学部)
授業科目区分/Category 昼間コース 学科別専門科目
開講学期/Semester 2018年度/Academic Year  前期/Spring Semester
開講曜限/Class period 木/Thu 4 , 木/Thu 5
対象所属/Eligible Faculty
配当年次/Years 3年 , 4年
単位数/Credits 0
研究室番号/Office
オフィスアワー/Office hours
更新日/Date of renewal 2018/02/28
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
 「地域における民法関連事案の研究」をテーマとします。
 普段あまり意識しないことかもしれませんが、我々の実生活においては、市民社会のルールと言われる民法が、日々機能しています。学部で法学、民法を学ぶ者としては、その民法の役割や機能の仕方を把握し、それを目に見えるように紐解いていくことが、社会において求められていくと言えるでしょう。
 そこで本ゼミナールにおいては、地域、とりわけ北海道における民法関連の判例、裁判例に考察を加えていくことで、実際に地域でおこっている各法律問題の実態や、そこで行なわれた民法(あるいは関連する法令)の解釈、適用の実態の把握を目指します。これにより、地域の実情を知り、そこに関わる民法の深い知識を養うことができるでしょう。「自分が、判例、裁判例の解説を作成する」つもりで、取り組んでいきましょう。
達成目標
/Course Goals
 民法に関する法制度、知識の習得。法律問題の調査方法、考察方法、報告方法の習得。卒業論文のテーマの決定、などを目標とします。
授業内容
/Course contents
 まず前期の前半においては、地域を限定せず、著名な判例、裁判例などを題材に、民法・基礎Ⅰなどで学んだ知識の確認をするとともに、民法研究の進め方、報告、議論の仕方、論文の作成方法の基礎を学んでいきます。3〜4名のグループに分かれ、判例、文献等の調査、報告を行ってもらう予定です。
 その後には、いよいよ地域(なるべく北海道のもの)の判例、裁判例の調査を行います。多数の判例や論文などを読み、自分たちで判例、裁判例に解説を加えていくことで、地域で実際に生じている法律問題を紐解いていきましょう。3〜4名のグループに分かれての調査、報告は前期の場合と同様ですが、関連する文献についても議論を行っていく予定です。
事前学修・事後学修
/Preparation and review class
 あらかじめ指定した論文や判例、裁判例には目を通した上で、参加するようにしてください。また、判例研究の報告に際しては、グループでの事前の準備が必須になります。後期には、報告後、調査結果のレポートを提出していただく予定です。
使用教材
/Teaching materials
(1)教科書
 民法関連科目で使用した教科書を参照してください。なお、民法関連科目を十分に履修していないという方は、下記の文献を用意し、一読しておくようにしてください。
・潮見佳男『民法(全)』(有斐閣、2017)
(2)参考書
下記の文献は、特に前期に参照するため、なるべく用意しておくようにしてください。
・潮見佳男・道垣内弘人(編)『民法判例百選Ⅰ 総則・物権(第8版)』(有斐閣、2018)
・中田裕康・窪田充見(編)『民法判例百選Ⅱ 債権(第8版)』(有斐閣、2018)
・水野紀子・大村敦志(編)『民法判例百選Ⅲ 親族・相続(第2版)』(有斐閣、2018)
(3)法学自体に不安のある方は、下記の文献を用意し、一読しておくとよいでしょう。条文の読み方から、丁寧に取り上げられています。
・道垣内弘人『プレップ法学を学ぶ前に(第2版)』(弘文堂、2017)
成績評価の方法
/Grading
事前準備、報告、議論など、ゼミナールへの参加具合を総合的に評価いたします。
成績評価の基準
/Grading Criteria
上記の達成目標に照らして判断いたします。
履修上の注意事項
/Remarks
・ポケットサイズの六法は、必ず、毎回、持参するようにしましょう。
・ゼミナールでは、積極的な授業参加が必須となります。折角の機会ですので、報告や議論が苦手な方も、失敗など織り込み済みというくらいの気持ちで、チャレンジしてみましょう。
遠隔授業
/Online class
遠隔授業/Online class

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