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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2023/03/17 現在

科目名/Subject 基礎ゼミナール 久保田
担当教員(所属)/Instructor 久保田 顕二 (商学部)
授業科目区分/Category 昼間コース 共通科目
開講学期/Semester 2018年度/Academic Year  前期/Spring Semester
開講曜限/Class period 金/Fri 5
対象所属/Eligible Faculty 商学部昼間コース/Faculty of CommerceDay School
配当年次/Years 1年 , 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 2
研究室番号/Office 久保田 顕二(343)
オフィスアワー/Office hours 久保田 顕二(前期 水曜日15:30~17:00
後期 金曜日14:30~16:00)
更新日/Date of renewal 2018/02/28
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
 毎回1、2個のテーマをめぐって参加者同士が意見を交換します。テーマは一応、広い意味で「倫理的」とみなされうるようなものとします。
 最初の数回は、比較的論じやすいテーマとして生命倫理の問題を取り上げますが(尊厳死問題、臓器移植問題、代理母問題、人工妊娠中絶問題、など)、そのあとは、もう少し社会的な広がりのあるテーマや、人生観・世界観が絡んでくるテーマなども取り上げます(死刑制度の是非、格差の問題、体罰の是非、など)。テーマの選定等について履修者の側から希望が出た場合は、できるだけそれに沿うよう配慮します。
 スキル的な面では、特に次のようなものの修得を目指します。
1.情報検索の基本的な方法
2.論述文の内容を正確に読みとる力
3.明晰な文章を作成する能力
達成目標
/Course Goals
 お互いの討論と意見交換を通して、現代社会が今まさに直面しているアクチュアルな問題について、多面的に理解し深く考える姿勢を身に付けます。そしてそのことを通して、今後の勉学なり生き方そのものなりへの自らの方向性を、漠然とではあれ、見いだしてもらいます。
 また、受け身になって知識や情報を得ることも無用ではないということを再認識すると同時に、そういった学習とは違う、能動的な学習のあり方が、大変大きな教育的効果を発揮するということを知っていただきます。資料を探して調べることや、参加者同士がお互いに教え合ったり意見を述べ合ったりすることの意義を理解し、かつ、それらに伴う「充実感」を感得していただきたいと思います。
授業内容
/Course contents
 毎回2名の報告者がペアになって、参加者同士の意見交換を促す役割を担います。基本的な進め方としては、全体が3〜5人の小グループに分かれて一定時間、議論をし、そのあとでグループごとの意見をまとめ、かつ突き合わせる、といういうやり方をとりますが、時には「ディベート」方式も取り入れます。
 報告者となった者には次の作業が必要です。
1.事前の準備作業として、文献の熟読や情報検索を行い、それに基づいて、当日のテーマにかかわる資料(話し合いの手がかりとなる論点や報告者の意見を、A4の大きさの用紙2枚程度にまとめて記載したもの)を作成します。テーマは、前の週までに履修者全員に伝えておきます。
2.当日の作業として、資料を出席者全員に配布し、その内容を手短に説明した上で討論の進行役をつとめます。
 半期の全日程が終了する少し前に、履修者の全員が、半期の授業を総括するような内容のレポートを作成します(分量は、ふつうは2000字程度ですが、報告の有無やその回数によっては若干変動することがありえます)。
事前学修・事後学修
/Preparation and review class
 授業への積極的な姿勢を涵養し、学習効果をより高めるために、次のようなことを心がけていただきたいと思います(各回の授業の直前・直後だけに行うのではなく、日ごろの習慣として身に付けることが、より一層望ましいです)。
・ニュース報道やニュース解説に接する機会を増やすことによって、時事的な問題についての知識を身に付け、理解を深める。
・「単語の意味」といった程度のことであっても、何かわからないことにぶつかったらすぐに調べ、今可能な範囲で、できるだけ理解を広げておこうとする。
・疑問点や着想が思い浮かんだら、「どうせ大したことではない」として放置してしまうのではなく、「もしかしたら価値あるものかもしれない」と思い直し、それを大切に育てようと試みる。そしてそのために、メモをとるなどして、あとで再考し掘り下げる道をつくっておく。
使用教材
/Teaching materials
 生命倫理学のテキストを使いますが、コピーで済ます予定です。その他、新聞・雑誌記事のコピーを使うこともあります。
成績評価の方法
/Grading
 出席状況、授業への取り組み(報告の担当も含めて)、レポート課題の出来具合、の三点によって総合的に評価します。
成績評価の基準
/Grading Criteria
 科目の性格上、明確な基準を示すことは難しいのですが、最低限次のことだけは基準として取り入れます。
1.「出席する」ことが非常に大切ですので、例外的な場合を除いて2、3回の欠席でも最終的な評価に大きく影響します。欠席が一定回数以上になると、自動的に授業放棄の意思表示をしたものとみなされます。
2.授業中の発言が量的に多いか少ないかといったことが、特に評価の目安になることはありません。各自のスタイルで一生懸命に授業に取り組んでもらうことが大切となります。
3.レポートの配点は、一応、1回の報告の半分から3分の2程度です。
履修上の注意事項
/Remarks
 定員は、特別な事情がない限り、上限15名までです。
 この基礎ゼミの履修を希望しそうな人は、どういった問題について、他の人たちと話し合ったり他の人たちの意見を聴いてみたりしたいのか、ということを、オリエンテーションより前の段階で、少し早めに考えておいてもらうとよいかもしれません。履修希望者数が予定人数を上回った場合には「選考」を行うことになりますが、その際にも、希望者が抱いている問題関心の具体性や真剣さ、といったことが判断材料になります。
遠隔授業
/Online class
遠隔授業/Online class

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