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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2023/03/17 現在

科目名/Subject 財務会計概論
担当教員(所属)/Instructor 市原 啓善 (商学部)
授業科目区分/Category 夜間主コース 学科別専門科目
開講学期/Semester 2016年度/Academic Year  後期/Fall Semester
開講曜限/Class period 月/Mon 6
対象所属/Eligible Faculty 商学部夜間主コース/Faculty of CommerceNight School
配当年次/Years 3年 , 4年
単位数/Credits 2
研究室番号/Office 市原 啓善(1号館(研究棟)301号)
オフィスアワー/Office hours 市原 啓善(随時可(予約の必要はありませんが、在室時を事前にメールにて確認頂ければ確実に対応はできます))
更新日/Date of renewal 2016/01/27
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
 財務会計とは、企業の経済活動の内容と結果を、銀行・株主・取引先・政府といった企業外部の様々な利害関係者に報告するための会計です。公表された会計情報は、経営戦略の策定、企業分析(企業価値評価)、企業成果の予測といった意思決定に影響を与えています。そしてさらに、資本市場や経営者市場のような市場の運営の効率性にも影響を及ぼし得るものです。
 財務会計の知識は、税理士、公認会計士、国税専門官、財務専門官、銀行業務検定、中小企業診断士、FP、証券外務員、証券アナリストなど多くの資格で必要とされる知識とされています。また近年の企業実務においては、経理・財務管理部門だけでなく、企画、マーケティング、法務、総務、営業、生産、技術開発部門といった大変広範な職務においても必要不可欠な知識とされています。
 本科目では、関連する新しい会計基準だけでなく、実務事例や実際の企業の財務データ・株価データも交えながら、財務会計の基礎について学修していきます。
達成目標
/Course Goals
1. 財務諸表の計算構造と会計基準、財務会計の基礎的な概念に関する体系的な理解
2. 企業経営者の立場から情報を作成するための基礎的な考え方および技術の習得
3. 企業の経済活動のプロセスや成果を、各種の情報媒体から読み取るための基礎的能力の習得
授業内容
/Course contents
01 財務会計論の基礎
02 現代の企業会計(会計基準の国際的統合化)
03 会計制度の論理と体系(企業会計の目的・機能)
04 企業のディスクロージャー・情報開示制度
05 損益計算書のパラダイム(企業の経営成績の把握)
06 経営パフォーマンスの測定と表示
07 貸借対照表のパラダイム(企業の財政状態の把握)
08 貸借対照表:資産の会計
09 貸借対照表:持分の会計
10 金融商品の会計、従業員給付の会計
11 連結グループの会計
12 企業結合・事業分離等の会計
13 グローバリゼーションの会計(外貨換算会計)
14 戦略的企業評価1(財務分析のフレームワークと手法)
15 戦略的企業評価2(財務分析の実例)

* 上記の授業計画に沿って進める予定であるが、受講学生の習熟度により若干の変更もありうる。
使用教材
/Teaching materials
伊藤邦雄(2014)『新・現代会計入門』日本経済新聞社、3,500円(税別)
成績評価の方法
/Grading
満点を100点として、毎授業での小テスト・受講姿勢(30点)、期末試験(70点)の配分により、総合的に評価する。
成績評価の基準
/Grading Criteria
秀(100-90) 財務会計論についての理解が特に秀でており、ほぼ完璧に習得している
優 (89-80) 財務会計論についての理解が優れており、全般的に習得している
良 (79-70) 財務会計論についてほぼ理解しており、大体習得している
可 (69-60) 財務会計論について理解力を示し、最低限習得している
不可(59-0) 財務会計論についての十分な理解力を持たない等、上記以外
履修上の注意事項
/Remarks
1. 電卓とテキストを毎授業時に持参することが望ましい。
2. 授業時間外学習についての奨め
[予習] テキストを購入し、毎回の授業前に、授業計画に沿った箇所を参照して、授業に臨むことが望ましい。
[復習] テキストを読み返し、毎授業での小テストを解答できるようにしておくことが望ましい。
遠隔授業
/Online class
遠隔授業/Online class

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