シラバス参照

授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2023/03/17 現在

科目名/Subject 基礎ゼミナール 平井
担当教員(所属)/Instructor 平井 進 (商学部)
授業科目区分/Category 昼間コース 共通科目
開講学期/Semester 2016年度/Academic Year  前期/Spring Semester
開講曜限/Class period 月/Mon 3
対象所属/Eligible Faculty 商学部昼間コース/Faculty of CommerceDay School
配当年次/Years 1年 , 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 2
研究室番号/Office
オフィスアワー/Office hours
更新日/Date of renewal 2016/03/01
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
 西洋史の入門的な文献を、演習(ゼミ)形式によって輪読します。担当箇所を予め決めて順番に履修者が報告し、参加者全員で討論します。そして、それを通じて、大学での学習に必要な、学術文献を読む方法を学んでもらいたいと思います。また、それによって、歴史学的・社会科学的にものをみるということを学んでいただきたいと思います。
 
達成目標
/Course Goals
1)学術文献を読み、その内容を報告する方法を習得する。
①分析的かつ批判的に読む:文献の叙述構成を分析しながら読み、論旨(主張)の展開をその乱れも含めて把握する。
②調べて読む:単に読むのではなく、不明事項や関連事項を参考文献で自分なりに調べて、確かめながら文献を読む。
③それらに基づきレジュメを作成し、学術文献の内容を報告する:「プレゼン」と呼ばれる某ソフトの使用方法ではありません。

2)1)を通じて大学図書館の使い方をも学ぶ。大学図書館は単に家で読むため本を借りて帰る場所ではなく、様々な参考文献で調べるなどの作業の場所でもあります。
授業内容
/Course contents
 ドイツその他のヨーロッパの日常生活史について演習(ゼミ)形式で勉強します。それは、政治的事件の歴史とは距離を置いた、人々の生活領域を扱う歴史学ですが、日本でいえば民俗学のようなものです。家族史、歴史人口学、セクシュアリティ、食生活史、病気の社会史、地域史など様々な領域がありますが、さしあたり、本年度は、使用教材のような分野を考えています。

 順番での担当箇所のレジュメの作成・報告、毎回のコメント・レポートの作成、それらに基づいた討論を行います。そのため、参加者は、事前に、参考図書で調べて考えながら使用文献を読み、レジュメやコメントを用意することが求められます。
使用教材
/Teaching materials
 1-2冊の文献を選び、初回の授業日(オリエンテーション)に発表します。
 候補としては、さしあたり、
・阿部謹也『ハーメルンの笛吹き男:伝説とその世界』筑摩書房;
・阿部謹也『刑吏の社会史:中世ヨーロッパの庶民生活』中央公論社;
・姫岡とし子『ヨーロッパの家族史』山川出版;
・南直人『「食」から読み解くドイツ近代史』ミネルヴァ書房、など。

 参考文献は、2回目の授業時に説明します。
成績評価の方法
/Grading
 順番に回ってくる文献担当箇所のレジュメ作成と報告と、ゼミでの発言、報告時以外に毎回提出してもらうコメント・レポートで採点します。

 
成績評価の基準
/Grading Criteria
 科目特性から以下の基準に従います。
・文献の担当箇所のレジュメを作成し、きちんと報告するか。
・毎回文献を読んできて、コメントを提出し、発言するか。 

履修上の注意事項
/Remarks
1)履修希望者はオリエンテーションに必ず出席して説明を聞いた上で、基礎ゼミの履修手続きに従って下さい。
2)科目特性から履修者の選考を行います。選考方法はオリエンテーションで発表します。
3)履修者は責任をもって出席し、文献の担当箇所を報告すること、コメントを提出・発言することが求められます。これらを怠った場合単位取得を認めません。また、無断欠席者にも単位習得を認めず、除籍とします。
4)ゼミ形式の授業では使用文献はあっても、教科書はありません。教師の話を聞き教科書を読むだけの受け身の態度ではなく、履修者が事前に手間暇をかけて自分で調べて読む、つまり使用文献の他に参考図書をも進んで読む作業が授業に参加する前提となります。ヨーロッパの歴史に興味があって、そうした覚悟と余裕がある、読書好きの人の履修を望みます。
5)したがって、読書・参考文献の参照・レジュメやレポートの作成・報告を面倒と思ったり嫌がるような人、そして西洋史に興味がない人、あまり勉強したくない人は、最初から履修を避けた方が賢明でしょう。
備考
/Notes
・履修希望者はオリエンテーションに必ず出席して説明を聞いて下さい。
・真面目に勉強したい人向けの基礎ゼミです。
・使用文献やその候補となる本は図書館の指定図書コーナーにおいてあります。
遠隔授業
/Online class
遠隔授業/Online class

科目一覧へ戻る