時代が移ろい,社会が変化するそのスピードは,近年とても速くなっています。それにともない,大学に求められる役割や課題は,抽象的には変わるところがないにしても,具体的には大きく様変わりします。
大学・大学院教育は,いうまでもなく小,中,高の教育を経た後の最後の教育ステージですが,大学進学率が50%を越えた現在(2007年度大学・短大進学率53.7%),そのことによる最近の大きな特徴を自覚せねばなりません。若者が社会に出る前の最後の教育ステージはどのようであらねばならないか,私たちは時代や社会の変化を敏感に受けとめて,このことを絶えず考え,より望ましいものへと発展してゆきたいと思います。カリキュラム改革や授業改善の努力は,この過程で必然的に生まれます。
教育開発センターは,このような状況に組織的に対応できるように,本学が従来から行ってきた,学部・大学院におけるファカルティー・ディベロップメント(FD)および教育課程の検討と実施の事業を統合して,平成16年4月に発足しました。小規模単科大学にとって,必要な財源や人材を確保することは大変な苦労をともないますが,教職員の密接なコミュニケーションと価値の共有が可能な小規模大学の利点を生かし,知恵を出し合って運営してゆきたいと考えております。
(2008 ,5)
|