小樽商科大学商学部企業法学科 教員紹介

氏 名中村 秀雄Nakamura
職(講義担当)教授(国際取引法)
その他にビジネススクールにて「国際取引の法務戦略」など担当
専門分野国際取引法、国際契約法、国際契約交渉
主たる研究分野(1)国際取引契約の成立、履行、終了の過程を理論と実務から見る、(2)国際取引に役立つ契約文言を提案する
所属学会国際商取引学会、国際私法学会、日本私法学会、日本海法学会
主たる業績
著書・論文:
  • 『新版国際契約交渉のキーポイント』 (商事法務研究会、1998年) 単著
  • 『実務 英文国際契約−理論と文書作成の技術−』 (中央経済社 2000年)
  • 『実務 英文国際契約−理論と文書作成の技術−』韓国語版 朴明燮(パク メンスプ)他訳(ウーヨング(宇+金偏に庸)出版社、2004年) 単著/翻訳
  • 『国際商取引契約 英国法にもとづく分析』(有斐閣 2004年) 単著(大隅法学研究奨励基金第10回「大隅健一郎賞」受賞)
  • 『新訂版英文契約書作成のキーポイント』 (商事法務、2006年) 単著
  • 絹巻康史先生古希記念出版編集委員会編『国際商取引事典』(中央経済社、2007年)共著
  • 『新訂版英文契約書作成のキーポイント』 韓国語版 Pak Keun-wu他訳 (アカデミー出版、2007年) 単著翻訳
  • 『国際動産売買契約法入門』(有斐閣、2008年)単著
  • 『英文契約書修正のキーポイント』(商事法務、2009年) 単著
  • Partial inability to supply: pro rata provision‘ (2005) Lloyd′s Maritime and Commercial Law Quarterly 65
  • 「製造ライセンス契約に違反して作られた商品の並行輸入可否の基準−Manufactured as per Our Blessing?−」知財管理55巻7号903頁(2005年)(日本知的財産権協会)
  • 「準拠法不定条項-準拠法の決定を先送りにする国際商取引契約書の条項を手がかりに、「準拠法の変更」を考える-」国際私法年報 8号130頁(2006年)
  • 「英国『書式戦争(Battle of Forms)』戦況ノート」国際商事法務35巻9号1228頁(2007年)
 2001年の3月まで、総合商社で国際法務を約25年担当していた。そのときに、日本で、また世界中の多くの国におもむいて、契約を作成・交渉した経験をいかして、実務と理論を統合して教えたい。
メッセージ

 国際取引では、契約書の意義、またその実際に果たす役割は小さくない。

 いったん問題が起こったときには、契約締結前に当事者間にどんなことがあったかよりも、契約書に何がどう書いてあるかが問われる。

 国際取引における契約を理解するためには、その契約の成立、効力にかかる準拠法(特に契約法)の知識のほか、国際取引を取り巻く諸々の法律や規則、契約交渉はどう行われるかなどを理解しておかなければならない。

 クラスおよびゼミでは、英国法を中心とした契約法理論に、実務体験から気の付いた点を加え、生きた国際取引(法)を感じてもらうことを目指している。

 また国際取引契約書の中で、十分研究がなされていないと思われる分野について、客観的立場から契約文言の作成・提言を行うことも考えている。

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 業績に関しては、研究者総覧ファイルが最新版の場合と、当ページが最新版である場合があります。※

最新更新日:2010年6月8日