小樽商科大学商学部企業法学科 教員紹介

氏 名 河森 計二 Kawamori
職(講義担当) 教授(商法<会社法、商取引法、有価証券法>)
専門分野 保険法 会社法
主たる研究分野 保険契約における告知義務違反について
所属学会 日本私法学会、日本保険学会、生命保険経営学会
主たる業績

学術論文

・「保険金請求権と民法903条をめぐる問題点~最近の最高裁決定を中心に~」『北大法学論集』第56号第5号(2006年)

・「生命保険金請求権の特別受益性」『生命保険経営』第74巻第2号(2006年)

・「他保険契約の告知義務・通知義務に関する一考察」『生命保険論集』第156号(2006年)

・「生命保険募集人の告知妨害に関する一考察」『生命保険論集』第160号(2007年)

・「法人の機関による保険事故招致について」『保険学雑誌』第603号(2008年)

メッセージ  私が専門とする法分野は商法、特に保険法です。現代社会では、個人や企業はさまざまなリスクに囲まれておりますが、社会で発生するさまざまなリスクに対処するため、一つの手段として保険制度が機能しています。私は、この保険に関する法的問題、なかでも保険契約をめぐる問題について研究しています。しかし、他の法分野の先生もそうですが、自分の主たる分野(保険法)のみを研究すればよいのかというとそうではありません。保険法を勉強するには、保険契約の基本となる民法を理解しなければなりませんし、保険会社を相手にするので、もちろん商法も理解しなければなりません。そして、保険会社は会社(株式会社と相互会社)でありますから、保険会社の経営を組織形態を知るために会社法も理解しなければなりません。ここまで聞くと大変なことのように思えますが、ともかく、長い道のりではありますが、この伝統ある小樽商科大学において、清風歩歩、教育と研究に励んでいきたいと思います。
 なにかご質問等ございましたら、遠慮なくお気軽にご連絡ください(kawamori@res.otaru-uc.ac.jp)。